日馬富士が今引退の理由は退職金&養老金?特別功労金の金額は?
大相撲の日馬富士がとうとう引退を決断し、会見を行いましたが、
今回の暴行騒動は、加害者の日馬富士と被害者の貴乃岩以外にも
貴乃花親方の行動が今回の騒動を、
”暴行事件”として終わらせない執念ともいえる何か”目的”をもっているような企みを感じますね。
それがさらに事態をややこしくしていた印象です。
結果的に、横綱の引退という2週間前の日馬富士が想像もしなかったような結果になってしまいました。
相撲協会からの決断を待ってからでも
引退の決断は今じゃなくてもいいんじゃないか?
ほかに相撲を続ける道があるんじゃないか?
何もこんなすぐに引退を表明しなくても…
そんな気持ちになる人もいるかもしれませんが、
日馬富士が”今”自主的に引退するのと、
相撲協会から”解雇”処分を受けて引退するのでは
もらえる退職金、養老金、特別功労金の額が変わってくるようなのです。
特に相撲協会の判断でその額が決まる”特別功労金”
日馬富士はいったいいくらもらえそうなんでしょうか?
気になります!!
Contents
横綱 日馬富士が今引退しなくてはいけない理由は?
残念ながら引退という結果になってしまった日馬富士ですが、
相撲をするために16歳で日本に来日し、それから17年相撲とともに歩んできました。
現在、33歳の日馬富士が、暴行騒動から2週間のスピードで引退を決めた理由が気になりますよね。
それは、
今回の被害者貴乃岩の親方、貴乃花親方が
被害届を提出し、示談などで事を収める気がないことで
警察の厳しい事情聴取が、
暴行時にその場にいた力士全員に及び、
嘘をついたり、かばったりすることはほぼ不可能になったこともあり、
刑事事件へと発展する可能性もでてきて、
日馬富士としてももう逃げきれないと観念した部分もあるのかもしれません。
同席していた白鵬への事情聴取は7時間という長さだったことからも、
警察の本気度が伝わります。
万一、刑事事件にでもなったら
そのまま横綱として相撲を取り続けることは難しいでしょうし、
相撲協会としても、何らかの処分を下す必要があります。
相撲協会としては、この暴行事件そのものを表に出したくなかったようですが、
日本中が知った今、
加害者になんの処分もなしでは、世間が黙っていませんよね。
となると、
万が一、日馬富士の解雇処分が決まった場合、
どのみち日馬富士は引退という結果になりますが、
相撲協会から”解雇”されて引退するのと、
自ら引退を決めるのでは
同じ引退という結果でも
大きく違うことがあるのです。
それが、”退職金”
相撲協会から”解雇”されては退職金などが支給されない!!
だからこそ、
相撲協会の処分の判断が決まっていない今、
日馬富士は引退するのではないでしょうか?
自ら横綱としての責任をとるために引退する日馬富士には、
- 退職金
- 養老金
- 特別功労金
支給されるので
同じ引退ならもらうものはもらって引退したいのでは?
モンゴル国籍の日馬富士は親方として後進の指導に当たることができないので
日本への帰化の手続きも進行していたという噂ですが、
こんな辞め方では、”親方”として指導にあたる未来はほぼ不可能じゃ…
となると
今後の将来のためにも退職金がでる、でないの差は大きいですね。
この退職金こそ、
日馬富士がスピード引退を決めた理由なのかもしれません。
横綱 日馬富士の退職金はどうやって計算される?
横綱の退職金はいくつかの内訳から構成されています。
- 養老金
- 勤続加算金=十両以上の各地位で務めた場所数
- 特別功労金
などから構成されます。
横綱 日馬富士の養老金はいくら?
横綱の引退時の養老金は、
1500万円
横綱 日馬富士の勤続加算金は?
日馬富士の場合は、
日刊スポーツによると
十両 15万円×3
幕内 20万円×12
三役 25万円×11
大関 40万円×21
横綱 50万円×28
合計2800万円
横綱 日馬富士は特別功労金はもらえる?もらえるならいくら?
特別功労金は、日本相撲協会から横綱、大関に対して支払われます。
これは協議のうえで金額が決まるようです。
相撲界では、
過去最高額の特別功労金は、
貴乃花親方の引退時の1億3000万円
優勝回数は22回。
横綱でありながら知人男性に暴行したことがきっかけで引退した
朝青龍も1億2000万円だったのでは?といわれています。
朝青龍は優勝回数25回ですね。
日馬富士は優勝回数は9回ということで
日馬富士の特別功労金は、5000万円が妥当なのではと予想されています。
が、今後
日馬富士が特別功労金をもらえるかどうかの審議がなされる可能性も0ではありません。
この特別功労金の金額が
日馬富士の退職金の金額を大きく変えることになりそうですが
1億超えてくるのでしょうか?
すぐには結論はでないのではないかと思われますが
日馬富士にとっても気になるでしょうね。
横綱 日馬富士の退職金の合計金額は?
先ほどの日刊スポーツの計算では、
- 養老金 1500万円
- 勤続加算金 2800万円
- 特別功労金 5000万円(推定)
で9300万円となりますが、
ライブドアニュースでの計算では、
日馬富士の退職金の内訳は、
- 養老金が1500万円
- 勤続加算金2180万円
で総額1億5680万円と計算しているので
特別功労金は1億2000万円とみているようです。
退職金総額の内訳は基本額とも言える養老金が、横綱は1500万円。各番付の在位期間に応じた勤続加算金が2180万円。特別功労金と加算すると、約1億5680万円とみられた。
引用元:ライブドアニュース(http://news.livedoor.com/article/detail/13960214/)
最終的に特別功労金はでるのかでないのか
相撲協会の判断にもよりますが、
約1億~2億の間くらいになりそうですね。
日馬富士の今後はどうなる?モンゴル帰国?
日馬富士は、まだ日本国籍を取得する帰化をしていないので
同じく帰化しなかった朝青龍のようにモンゴルに帰国する可能性が高いのではないかと思いますが、
他の格闘技へ転向する、なにか事業を始めるなど
日本に残る可能性も0ではありませんね。
日馬富士がきっと夢にも思わなかった2017年の年越しは
まさかの引退という結末でしたね。
こんなことになるとは…と後悔しきりだといわれている日馬富士。
大学院にも進学していたのに2017年3月で相撲に集中するため退学しているといういう日馬富士ですが
まさか8か月後に相撲も引退することになるとは…
そのまま勉強を続けていたらと後悔しているかもしれません…。
まとめ
確かに暴力をふるってしまったことへの責任としての横綱引退は仕方がないことなのかもしれませんが、
貴乃花親方の何かしらの思惑に巻き込まれたようにも思える日馬富士。
相撲協会の体質改善へ何か大きく動き出すのかもしれません。
とはいえ、
引退会見の日馬富士の目がとても寂しそうでした。
まだ完全に終結していない今回の暴行事件、
まだまだ日馬富士にとって穏やかな年末年始とはいかなそうです。