桐生祥秀は室伏広治式の下半身筋肉トレーニングで100m9秒達成
2017年9月9日福井県営陸上競技場で開催された日本学生対校選手権で
東洋大4年21歳の桐生祥秀選手が日本人初100m9秒98を達成しました。
これは日本人初の公式記録なんですが、
実は、桐生祥秀選手にとっては2度目の100m9秒台なんです。
初めての100m9秒台はいつ、記録は何秒だったのでしょう?
100m9秒98という記録が達成できた桐生祥秀選手の下半身の筋肉が
日本人最速という記録を生み出した鍵のようです!
どんなトレーニングをしているのでしょうか?
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桐生祥秀選手の最初の100m9秒台はいつ?
画像元:https://www.jiji.com/jc/v4?id=100m9sec&p=018943165
それは、
2015年3月28日にテキサス州オースティンで行われたテキサスリレーでした。
当時、桐生祥秀選手は東洋大2年19歳。
9秒87 という大記録!
にもかかわらず、
当日はとても風が強く、
桐生選手のレースは、追い風3.3mのためこの記録は参考記録になってしまいました。
公認されるのは追い風2m以内。
初めての100m9秒台は9.89という成績ながら参考記録になったしまいましたが、
桐生選手の中では、
確実に、100m9秒台を達成できると確信したでしょうね。
桐生祥秀のもつ才能!スプリンターに絶対欠かせないもの
桐生祥秀選手の強さの秘密は、
筋肉などの肉体的な強さだけではなく
その”不屈の精神” や ”勝つことへのこだわり”という精神力にあると思います。
そのよい例として、
2014年7月の世界ジュニア陸上100mで桐生選手は銅メダルを獲得しました。
この大会では、桐生選手は金メダル候補だったんですが
直前で故障をしてしまったんです。
このとき、大会前のケガによる故障を経験して不安を抱えながらの出場でしたが、
準決勝では、ケガをかばいながら走ったことが原因なのか股関節を痛めたにも関わらず
決勝進出。
決勝では、60mの地点でなんと両足がつってしまったにも関わらずゴール!
しかも、銅メダルを獲得!
両足がつってどうやって走るのかと疑問に思いますが、
なんと気力で右!次は左足!と言い聞かせてゴールしたんだとか!
普通は、足が痙攣したらレースどころではないそうなんです。
当然ですよね。
それでも、足の痛みよりも気力が勝つ桐生選手。
かっこいいです!
その強靭な精神力こそが、
桐生選手がもつ才能なのかもしれません。
桐生祥秀が100m9秒98を達成できた秘密は室伏広治式トレーニング
桐生選手は、アテネ五輪男子ハンマー投げ金メダリストの室伏広治氏との
トレーニングを重ねていたようです。
室伏さんも下半身の筋肉がすごかったですよね!
2016年11月から週1で2時間、東京医歯大で室伏さんに直接指導をしてもらい
細かな筋肉までしっかりと鍛えるトレーニングを重ねてきました。
実は、意外にも桐生選手はトレーニングには消極的だったんだそう!
それなのに、2016年11月、東洋大の土江コーチに
「室伏広治さんに教わりたい!!」
と直訴したそうなんです。
これは、世界で戦うためには筋力が足りない!!という判断から。
そして、その結果がばっちりでましたね!
室伏広治さんも喜んでいるでしょう!
室伏流トレーニングは、
小さな骨1つ1つまでも意識した細かい部分の筋肉も鍛えるというもの。
室伏広治さん直伝の器具でトレーニングを重ねた結果、
夢の100m9秒が達成されたのですね。
TBS系のS☆1 (0:30 - 1:20 放送)で室伏広治さんと桐生選手のトレーニングの特集が放送されていました。
室内ダッシュ pic.twitter.com/MQalQgbvkf
— 桐生(kiryu Yoshihide) (@KiryuYoshihide) 2017年8月2日
桐生選手が今後もトレーニングに集中できる環境を作ってほしいですね!
桐生祥秀日本初100m9秒偉業後は就職はどこ?スポンサー殺到?
まとめ
桐生選手にとっては、
100mでの9秒台達成は最終ゴールではありません。
オリンピックや世界陸上の決勝で結果を残すこと。
それが、桐生選手の夢。
3年後のオリンピックでは、桐生選手は25歳。
まだまだ現役で活躍できますね!!
100m9.98という記録をどんどん自身が更新できるように
きっとこれからも努力を重ねるでしょうね!!
今後の桐生選手の活躍に期待!!