Jアラートが無効?防災無線が作動しなかった場合の対策は?
8月29日日本でJアラートが鳴りました。
しかし、防災行政無線が鳴らない地域が続出!
もしも、携帯電話がない人はJアラートが無効状態?!
スマホをはじめ、携帯電話の緊急アラームで飛び起きたひとも多いのでは?
時間が朝6時近かったこともあり、寝ていた人も多い時間でしたね。
今回、Jアラートに関する警報関係に不備があったようなんです。
できれば今後二度とJアラームが作動する日は来てほしくないですが
Jアラームが発令したにも関わらず
防災行政無線が鳴らなかったためにJアラーム発令から30分後に知らされた人もいた?
迅速な非難が必要なのにそれでは怖いですね。
今回のJアラートと防災無線の連携についてなにがあったんでしょうか?
Contents
Jアラートが実質無効だった?防災無線で警報が届かなかった!
日本で初めてJアラートが鳴り響いた8月29日、
総務省消防庁は、
Jアラートを送信した12の道と県の全ての市町村で
発射情報を受信したことを確認したと発表していましたが
実は各地で、防災行政無線が作動していなかったという事実が分かりました。
Jアラート自体は受信できていたにもかかわらず、
防災行政無線との連携に問題があるケースが続出!
- 北海道・えりも町は、町内50カ所の防災行政無線が鳴らなかった
- 長野・上松町は町内全域で音声が流れなかった
- 新潟・糸魚川市は自動で防災無線に連携せず
防災無線だけでなく緊急メールサービスのトラブルも!
訓練だと誤った表記で送付
新潟県小千谷市
青森県鶴田町など
自動で送付されないトラブル
秋田県鹿角市
宮城県柴田町
福島県会津若松市 など
Jアラートのシステムって?
Jアラートってそもそもどんなシステムなのか
おさらいしてみましょう。
J-ALERT=全国瞬時警報システム
消防庁では、弾道ミサイル発射情報をはじめ、緊急地
震速報、津波警報等といった、対処に時間的余裕のない
事態に関する緊急情報を、消防庁から人工衛星を通じて、
直接、市区町村の同報系防災行政無線等を自動起動させ
ることによりサイレン等を吹鳴させ、瞬時に住民に伝達
する全国瞬時警報システム「J-ALERT」引用元:http://www.fdma.go.jp/ugoki/h2103/2103_1-32-2-10.pdf
Jアラートで送信される対象の情報
津波警報(オオツナミ)
〔2〕津波警報(ツナミ)
〔3〕緊急火山情報
〔4〕緊急地震速報
〔5〕津波注意報
〔6〕臨時火山情報
〔7〕火山観測情報
〔8〕東海地震予知情報
〔9〕東海地震注意情報
〔10〕東海地震観測情報
〔11〕震度速報
〔12〕気象警報
〔13〕弾道ミサイル情報
〔14〕航空攻撃情報
〔15〕ゲリラ・特殊部隊攻撃情報
〔16〕大規模テロ情報
〔17〕震源・震度に関する情報
〔18〕気象注意報
画像元:http://www.fdma.go.jp/ugoki/h2103/2103_1-32-2-10.pdf
スマホなどでJアラートの緊急メールを受信するよりも
防災行政無線でのJアラートの情報伝達の方がタイムロスがあるのは仕方ないことですが
本来、自動で警報が出るはずのものが出ないというのは
Jアラート自体が無効になってしまうほど重大なことですよね。
Jアラートが発令されているのに伝わっていないなら
その情報が存在しないのと同じになってしまう。
国民全員がスマホや携帯などを持っているわけではないし、
時間帯によってはテレビの警報で知ることもできるかもしれませんが
真夜中や早朝だとテレビを見ている人は多くないでしょう。
広報の無線しかない家庭だってあるはずです。
しかし、
そういったすべての国民に危機が伝わるように
迅速な避難ができるようにというのがJアラートの趣旨。
今回、防災行政無線との連携に不備があったのが
1市町村ではなくかなりの数であることに不安を覚えます。
Jアラートが発令された場合の防災無線のトラブルに備える対策は?
日ごろから近所の人との付き合いを深めて、
もしも、携帯電話などを持っていなくて
”無線”のみで警報を知る状態であるならば、
それを隣の家の人などに伝えておくことが必要ですね。
避難の際には声をかけてほしいと伝えておくべきです。
今回のJアラートでは携帯電話でのアラームが正常に作動していたので
携帯電話を持つというのも1つの対策かもしれません。
まとめ
本当のJアラートなのに
訓練用と記載されたメールが届くことや、
30分も遅れて無線で知らされるなど
本当に日本に北朝鮮のミサイルが発射されたとしたら
避難に問題が生じる問題がボロボロ出た今回の初Jアラート。
Jアラートが受信されているのにも関わらず
すべての人に必要な避難情報が伝わらないならば
Jアラートが無効になってしまう。
こんなことが二度と起こらないように
出てきた課題にしっかり対処して
有事に備えたいものです。