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電磁パルス攻撃・EMPとは?簡単に説明!人体への影響は無害?


北朝鮮のミサイルが日本の上空を2度も通過した今、

次の脅威は北朝鮮の電磁パルス攻撃、EMP攻撃とも呼ばれるものであるとの噂。

パルスって言われるとラピュタしか思い浮かばないですが、

映画の中でも”パルス”の威力はすごかったですよね。

 

電磁パルス攻撃とかEMP攻撃ってなに?

もしも、電磁パルス(EMP)攻撃を受けたら何がどうなるの?

 

北朝鮮は自らも、世界も危険にさらしています。

日本は隣国であるがために、

対岸の火事ではすみません。

 

とはいっても、

電磁パルス攻撃とはいったい何なのか、説明を読んでも理解するのは難しい。

今回は、とにかくわかりやすくまとめてみたいと思います。

 

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Contents

北朝鮮の電磁パルス攻撃とはどんな攻撃?

 

 

高高度核爆発(こうこうどかくばくはつ)を利用して電磁パルスを発生させて、

通信ネットワークや電子機器に影響を与えることで

市民生活がマヒ状態になる。

 

 

広島や長崎の原子爆弾のような一瞬で何万人もの人が亡くなるなど

電磁パルス攻撃そのもので人命が失われるような攻撃ではなく、

市民の生活、国防に必要な電子機器、通信ネットワークを破壊することによって

打撃を与える攻撃。

 

パソコン、スマホ、テレビはもちろん停電、

航空機の墜落や、信号の機能停止による電車の事故など

電子機器に頼り切っている現代では、

復旧に、数週間、数か月かかるとみられ

季節や時間帯によってはより大きな影響が起こることが予想される。

 

 

即時の致死性はないにしても

透析が必要な患者や、

手術、出産など影響を受ける人の数は医療機関だけでも恐ろしい数になりますよね。

 

 

高高度核爆発とは?

高高度核爆発とは?

高度度100km - 数100kmの高層大気圏で核爆発を起こすと、

大気が非常に希薄であるために、爆発による爆風などは発生せず、

核爆発によって生じたガンマ線(X線)が空気分子に衝突することによてt

電子が発生し、それが地球磁場の磁力線に沿って電磁パルスを発生させる。

 

その電磁パルスは、

電子機器障害を起こすため

国防の機能がマヒするほか、市民生活にも甚大な影響を及ぼす。

 

 

 

この核爆発がより高度で起きれば起きるほど、

広い範囲に影響が出ることになる。

 

高度が低ければ、

被害が出る範囲は狭くなる。

 

 

電子パルス攻撃は、英語ではelectromagnetic pulseと表現されます。

EMPと呼ばれているのはその頭文字をとっているからです。

 

直訳すると電子による磁気の波動という意味ですね。

 

電子によって引き起こされた磁気の波動での攻撃。

それが、EMP攻撃です。

 

 

ざっくり簡単に電磁パルス攻撃を説明すると、

 

爆弾のような火薬が爆発するような攻撃で流血するというような致死性の攻撃ではなく、

はるか上空で核爆発を起こし、それにより電子機器障害を起こし、

相手国の通信機器やネットワークを破壊することを狙う攻撃。

 

即時に人が死ぬのではなく

長時間の停電や、通信機器の障害によって

2次被害的に人命が失われる可能性のある攻撃。

被害範囲の広さは、核爆発を起こる高度によって変わる。

 

より高度が高ければ、広範囲の

低ければ狭い範囲での被害が発生する。

 

 

 

 

電磁パルス攻撃(EMP攻撃)はどんな影響がある?

 

高高度核爆発によって引き起こされた電磁パルス攻撃(EMP攻撃)によって

どんな影響が起こされるかというのは、

ウィキペディアにわかりやすく書いてあったので引用します。

 

EMPは様々な周波数の強力な電磁波であり、波長の適合するあらゆる導体に誘導電流が瞬間的に引き起こされる。このため、必ず全て電子機器が障害されるとは限らないが、外部にアンテナ用の電線を持つもの電磁シールドの無いもので、誘導されたパルス電流への耐圧・耐電流が不十分なものはダメージを受ける。長さのある金属物全てに、瞬間だけ雷が落ちたような状況や、電子レンジ内に入れた金属箔のような状況になる。光ケーブルを除く有線・無線の通信回路、外部から商用電源を受け取っている電源回路、それらの周辺にある電流の抜けていく経路となる回路が、過電流や過電圧で破壊される。EMPは立ち上がりが急峻なので多くの避雷器は機能しない可能性が高いが、高速度で対応するものは有効なものもある

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/高高度核爆発

 

簡単にまとめると

  • 電磁パルス攻撃(EMP攻撃)によって影響を受けるものは、
  • 外部にアンテナ用の電線をもつ電子機器
  • 電磁シールドのない電子機器
  • パルス電流への耐圧・耐電流が不十分な電子機器
  • 有線・無線の通信回路
  • 外部から商用電源を受け取っている電源回路

 

などが過電流や過電圧で破壊される。

 

これを聞いて思い出したのは、

 

日本の電圧は100Vです。

オーストラリアの電圧は220/240Vです。

 

日本の電圧に対応しているドライヤーなんかを

オーストラリアでコンセントにさして使おうとすると過電流でボンと逝く。

 

 

過電流ってそういうことだと考えると

電磁パルス攻撃で電子機器に障害がでるというのは

過電流でやられてしまうということですね。

 

電子レンジでは金箔の入ったお皿や、

アルミホイルは禁止ですよね。

バチバチっと火花がでることがあります。

(うっかりやったことある・・・)

 

先ほどのウィキの説明に、電子レンジに入れられた金属箔とありましたが

そういうことです。

 

電子レンジに入って加熱された状態になる。

 

身近なものにそって考えるとなるほど~とわかりやすいですね。

 

 

電磁パルス攻撃で発生する電磁波にはいろいろな周波数のものがあるので

あらゆる電子機器が影響を受けてしまい、

スマホもタブレットもPCも使えない。

 

信号が作動しなくなり、電車や車の事故が発生するかもしれない。

飛行中の飛行機の着陸ができなくなったり、

墜落事故が起きるかもしれないなど小さな障害から大きな障害まで

電子機器に生活のほとんどを頼っている現代では、

その影響は計り知れません。

 

ざっくりいうと、

日本全土が機能不全に陥る。

ということです。

 

  • 政府が国民に何か伝えるにも放送・通信の手段がない。
  • 家族間の安否の確認をする手段がない。
  • 電車は止まり、帰宅手段がない。
  • 工場の電力が失われ、飲食物を生産することができない。
  • ATM、インターネットバンキングなど金融機能が麻痺する。

 

一番怖いのは、

原子力発電所の電源も失うということでしょうか。

冷却装置の電源が落ちるとどうなるか私たち日本人はよく知っていますね…。

 

 

電子パルス攻撃(EMP攻撃)の人体への影響は?

これは、誰にも正確なことはわからない・・・ですよね。

 

だって、実際に国と国との戦争などで使用されたことがないのだから。

 

原子爆弾を落とす前に、

その”影響”をどれだけ正確にアメリカは把握していたのかと考えると

 

即時の影響、時間がたってからの影響など

正確に電磁パルス攻撃でどんな影響が人体に及ぼすかは想像上でしかありません。

 

 

電磁パルス攻撃で人体が受ける可能性がある影響は、

核爆発が起きた瞬間の閃光を直視してしまうと、

地上や低空での爆発と同様に網膜を焼いてしまうほどの威力。

 

 

電子パルス攻撃が来るとわかったら、

絶対に直視しようとしてはいけませんね。

 

あとは、

電子レンジで人間が温められた状態になることが予想されるが

その影響はわからないようであるということ。

 

電磁パルス攻撃がされると、

電子レンジの中にいるような状態が引き起こされるわけです。

 

電子レンジの仕組みは・・・

電磁波によって水の分子を振動させて、その摩擦熱で水分子を熱くする

 

だから、水分の少ないものは少し水分を足して加熱しますね。

 

以前、電子レンジで子供を加熱して死亡させてしまった事件がありました。

内臓のやけどが死因だそうですが、

電子レンジはオーブンのような外からの熱ではなく、

内部からの発熱を引き起こす原理ですからね。

 

これと同じ状態が電子パルス攻撃によって引き起こされるとき、

人間がどういう状態になるかわからないのは無理はないでしょう。

 

電子レンジの電磁波予防のエプロンも売っていますが、

果たしてそれで身を守れるレベルなのかはわかりません。

 

電子レンジの電磁波でさえ、体に悪いと使わないほうがいいという意見もあるのに

人間がまるごと電子レンジに入るって??

妊娠中だったら胎児への影響は大丈夫なの?

 

不安はつきません。

 

スマホの電磁波が人体へ与える影響についても危険性があるという意見もあります。

IHクッキングヒーターをはじめとする電磁調理器も電磁波を発生させます。

電磁パルス攻撃の人体への影響は

電磁波が人体に与える影響とほぼ同様のものだと考えればいいのかもしれませんね。

 

 

人体への影響は、

電磁波によって電流が発生すると、

1A/m2を超えるような強い交流磁界に晒されれば、心室細動すら起こしうる可能性

があるそうです。

 

心室細動ということは心臓発作のような状態になるということです。

 

心臓にペースメーカーを使用している人への影響は

無害ではないでしょう。

健康な人でも心室細動が起こりうる電流を体に受けてしまうというのは

恐ろしいですね。

 

電磁パルス攻撃の人体への影響は無害ではない。

 

それがいま、はっきりとわかることではないでしょうか。

ただ、その程度に関しては未知の世界である。

 

 

 

まとめ

原爆も、実際に日本に落とされるまでは、

その影響は机上の理論上でしかわかりませんでした。

しかし、実際に使用されてみて初めて

具体的な影響や、人体への影響がわかるようになりました。

 

電磁パルス攻撃も

実際にどの規模の攻撃がされるとどんな影響が人体に及ぼされるのかは

まだ正確にはわかりません。

 

そして、それが永遠にわからないまま、

つまり、世界で電磁パルス攻撃など実際に起こらないままでいることを

心から願うばかりです。

 

 

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