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O157重症化の脳症で子供の死亡率UP!症状や予兆、治療法は?

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O157による食中毒で恐ろしいのは、下痢や激しい腹痛よりも

重症化した場合の溶血性尿毒症症候群(HUS)や急性脳症。

小さい子供を持つ親としては、恐ろしい合併症です。

 

3歳女児が、惣菜店のタケノコとエビの炒め物を食べたあと

O157に感染し、犠牲となってしまった事件では

調理後の菌の付着が推測されていますが、

2時間ごとに交換すべきトングが交換されていなかったのでは?

とみられているようです。

 

セルフサービス式の飲食店では

今後課題になる衛生管理ですね。

 

小さい子供や高齢者は抵抗力が弱いので

O157に感染すると重症化しやすいので不安です。

 

O157の重症化した症状、脳症に関して、まとめてみました。

 

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O157感染症の重症化!子供の急性脳症ってどんな症状?


 

O157に感染すると

約10%は出血しない下痢、残りの90%は出血性の下痢の症状がでます。

 

O157は腸管出血性大腸菌の1種なので、

出血性の大腸炎を引き起こすのが一般的です。

 

10歳未満の子供は、

O157に感染すると、

10%前後が溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症するといわれています。

リスクが高いのは5歳未満の子供という説もあります。

 

出血性の下痢の症状がみられると、

溶血性尿毒症症候群(HUSを発症するリスクが高くなり、

 

そして、溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症すると

急性脳症も一緒に発症するリスクが高くなります。

 

 

重症化を防ぐには、

溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症する前の段階、

出血性の下痢の症状が出る前に医療機関を受診して

適切な治療を受けることが望ましいですね。

 

 

 
 

 

O157の感染初期に

抗生剤投与を受けたほうが溶血性尿毒症症候群(HUS)の発症リスクが抑えられるのだそうです。

 

 

O157感染から脳症を発症するまでの期間は?

 

一般的にO157の感染原因になる食品を摂取してから

食中毒症状がでるまでの潜伏期間は、4~8日。

 

 
 

 

O157の発症から5~7日、長くても2週間以内に、

重症化した場合は溶血性尿毒症症候群(HUS脳症の症状が出ます。

そのほかの症状では、肝障害、膵炎、腸壊死、腸穿孔、高血圧、呼吸不全、心筋障害などがあります。

 

O157に感染した人が重症化する確率は、6~7%と言われていますが、

子供の場合は10%程度まで確率があがります。

 

 

O157の重症化、急性脳症の症状は?

溶血性尿毒症症候群(HUS)とほぼ同時に脳症を発症することが多いのですが、

先に脳症を発症し、その後、溶血性尿毒症症候群(HUS)になる場合もあります。

または、溶血性尿毒症症候群(HUS)からの回復期に脳症を発症することも。

 

溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症した子供の20~30%は脳症を併発するといわれています。

 

 

 

脳症の症状としては、

 
  • 頭痛
  • 傾眠
  • 多弁
  • 幻覚
  • 落ち着きのなさ
 

があげられます。

 

脳症のこれらの予兆が現れてから、

数時間~半日(12時間)程度で、

深刻な脳神経の障害がみられるようになります。

昏睡や痙攣などですね。

 

 

O157の重症化した脳症では

短時間に急速に症状が悪化するのが恐ろしいです。

 

 

1996年の大阪 堺市のO157集団食中毒事件で犠牲になった7歳女児は、

最初に病院に診察にきたときは発熱、腹痛と下痢で、

翌日になり、血便がみられ、緊急入院。

 

O157感染症の発症から5日で

溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症し、

同時に急性脳症を発症。

顔のむくみや意識レベルの低下が確認。

尿がでない無尿の症状や傾眠がみられ、すでに会話ができない状態。

 

その後2,3日で多発性脳梗塞が悪化し、

心筋炎、肺水腫も併発。

胸に水がたまり呼吸不全も引き起こしました。

 

結果的に昏睡状態が続き、発症から200日で、

助けることは不可能な状態になってしまいました。

 

 

 

 

 

 

O157で脳症になってしまう理由は?


 

O157は腸管出血性大腸菌の1種で、ベロ毒素を作り出すことが特徴です。

このベロ毒素には2種類あり、

ベロ毒素1は志賀毒素と同一で、

ベロ毒素2は、毒性が強く、溶血性尿毒症症候群(HUS)の発症のリスクが高くなります。

 

O157でも、

ベロ毒素1だけを出すもの、ベロ毒素2だけを出すもの

両方作り出すものなどさまざま。

O157に感染しても、

ベロ毒素の毒性によって症状の出方が違ってくるんですね。

 

O157が体内に侵入すると、

大腸でベロ毒素を産出します。

そして、そのベロ毒素は、血液の流れに乗って体内へ運ばれて行きます。

 

血液を通じて腎臓や脳など体の随所の組織へ運ばれてきたベロ毒素は、

細胞内に取り込まれ、血管内皮細胞障害を引き起こし、

溶血性尿毒症症候群(HUS)、腎不全や

脳症などの中枢神経症状など致命的な病状を起こしてしまうとみられています。

 

 

 

ベロ毒素は、大腸、脳、腎臓で攻撃をするので
  • 大腸では、出血性腸炎を、
  • 脳では、急性脳症を
  • 腎臓では、溶血性尿毒症症候群(HUS)を
引き起こすのです。

 

この3つの症状はセットで出現する理由は

ベロ毒素が原因だったんですね。

 
 

 

 

脳症を発症するとその予後はあまりよくなく、

さらに多臓器不全など重症化する可能性が高くなってしまいます。

 

 

O157で重症化し脳症になってしまったら治療法は?

ベロ毒素によって溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症になった場合の

効果的な治療法はないといっていいのだそうです。

 

溶血性尿毒症症候群(HUS)の症状に対しては、

透析をする、

脳症の症状には、脳の浮腫を抑える薬などを使用しながらも

体内からベロ毒素を排出させてしまうことが重要で、

血液透析などを施すことがあります。

 

起こっている症状に対して1つずつ対応していくしかできないのですね。

 

3日間、大量のステロイド薬を点滴するステロイドパルス療法という治療法が

脳症の症状の改善に効果があったという症例もありますが、

やはり特効薬的な治療方法はまだ確立されていません。

 

 

O157から脳症を発症した場合の死亡率は高く、

たとえ助かっても、腎不全や神経障害などの後遺症が残る可能性が高いです。

 

 

O157で子供の死亡者数が多いのは?

子供はO157に感染すると、

全体の10%程度で溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症しやすく

さらに溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症したうちの20~30%が脳症を併発する確率が高い。

脳症を発症すると死亡率が高くなることから

O157の子供の犠牲者数は多いものだと考えられます。

 

 

まとめ

今回の惣菜店のO157集団食中毒も3歳の女児の大切な命を奪ってしまいました。

子供や高齢者はO157に感染すると重症化するリスクが高いので

感染を避けたいのは当然ですが、どこにその危険が潜んでいるかわからないのが

怖いですよね。

 

 

ただ単に、外食を控えるなどというのは、

一生涯続けられるものでもないので

本当に怖いです。

 

 

まさか親戚の集まりでみんなで一緒に食べた食事が原因で子供の命が失われるなんて

思いもしませんし、

どこで食べたものにO157が付着しているかわかりません。

 

加熱済みの食品でも

2次感染でO157が付着する可能性もあります。

 

子供の腹痛、下痢、発熱は

ただの風邪だと判断するのは避けたいですね。

もしかしたら・・・という意識をもっていたいと思います。

 

 

参考サイト

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsicm1994/5/2/5_2_141/_pdf

http://www.j-poison-ic.or.jp/tebiki20121001.nsf/SchHyodai/70E1BAC8EEB573BB49256D5000011A10/$FILE/M70313_0100_2.pdf

 

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