オリンピックメダルの値段はいくら?激安300円!?リオメダルの作り方大公開!
2016/08/27
日本列島を感動の渦に巻くリオ五輪!
たくさんの日本人選手が表彰台に上っていますね。
金メダルなのに、金じゃない? メダルの素材って金銀銅それぞれ100%なの?
どんなふうに製造されているの??
メダリストたちが手にするメダルを見て、こんな疑問が沸いてきませんか?
メダリストにはJOCからメダル報奨金がもらえることは、ご存じだと思いますが、
”メダル”自体の価値って知ってますか?
金メダルの原価っていくらなの??
栄誉あるオリンピックのメダルにまつわるあれこれ、気になったので、調べてみました。
Contents
2016年リオオリンピック&パラリンピックのメダルデザイン
毎回とても美しいオリンピックメダルのデザイン。
リオデジャネイロ五輪のメダルのデザインを見てみましょう。
リオオリンピックのデザイン
(画像元:http://www.newsday.com/sports/olympics/what-the-rio-olympics-medals-look-like-1.11915563)
オリンピック用は、
裏のデザインは、ギリシャの勝利の神、ニケ(Nike)と
その背景に、パナシナイコスタジアム(Panathinaiko Stadium)と
アクロポリス(Acropolis)が描かれている。
オリンピック、パラリンピックともに表は月桂樹の葉がモチーフ。
パラリンピックのメダルデザイン
(画像元:https://www.rio2016.com)
パラリンピック用は両面に小石でできた歩道を描き、選手が進む道を表現されている。
オリンピックのメダルが作られるまで。1個製造に48時間!
動画でみるオリンピックメダル製造手順
メダルを作っている職人の責任者を務めるビクトル・ヒューゴ・ベルベルト(Victor Hugo Berbert)さんは、こう語る。
”とても光栄なことだけれど、とても責任の重い仕事でもある”
すべてのアスリートが目指すメダルを作るその責任。
リオ五輪のメダルはオリンピック史上最も環境に優しいメダルとなっている。
メダルを構成する材料のほとんどは、古い鏡や、使用済みのレントゲンを再利用している。
金を発掘するときに使用される水銀は、環境に配慮して使用していない。
写真で見るメダル製造の流れ
パラリンピックメダルにはステンレスの玉を入れ、音で金銀銅がわかるようになっている。
ストラップの材料の50%は廃材プラスチックを使用
(画像元:https://chingum.wordpress.com/2016/07/09/how-to-make-the-medals-for-the-summer-rio-olympics/)
たくさんの人の手を経て、アスリートの胸にかけられるんですね。
メダルの製造は2年前から始まっていた!
オリンピックメダルを用意するのは、開催国の務め。
今回は2年前から準備。
リオデジャネイロオリンピック、パラリンピックの金銀銅のメダル、
その数5130個。
1つのメダルを製造するのに、48時間かかるそう!!
1日50個生産のペースで世に送り出されるメダルたち。
2020年の東京五輪では、日本はどのようなデザインのメダルを用意するのでしょう?
楽しみですね!
メダルのサイズ、重さ、材質は?
直径8.5センチ、重さ500グラム。
前回のオリンピックより100グラム重くなり、500グラムは五輪史上最も重い。
先ほど、メダルの準備はオリンピック開催国と説明しましたが、
どんなメダルを作ってもいいわけではありません。
いくつかの条件があります。
オリンピックメダルの条件
1.メダルは、少なくとも直径6センチ、厚さ3ミリ必要
2.金、銀メダルは、銀製でなくてはならない。銀の純度925でなくてはならない
3.金メダルは6グラムの金使用の金メッキまたは、金張りでなくてはならない
今回のリオの金メダルの金含有量は、1.2%です。
気になるメダルの原価価値は??いくら?
さて、気になるメダルそのものの価値はいくらなのでしょう??
金メダルは、$600
銀メダルは、$325
銅メダルは、$3
えーーーーーー!! 銅メダル300円?!
たったのそれだけ??
なんだか意外!
金メダルでも、6万円ほどということですもんね!
お金では買えない価値があるオリンピックメダルですが、原価という観点からみると、
意外にリーズナブルではありませんか?
メダルの値段は、そのメダルの材質によるところが大きいですよね。
各メダルの金属構成はこんな風になってます。
リオオリンピックメダルの材質は?
金メダル 1.2%の純金(6gの金)、92.5%の銀、6.16%の銅
銀メダル 100%銀製
銅メダル 95%の銅、5%の亜鉛
オリンピックメダルに関するへぇ~情報!
金メダルが100%金で作られなくなったのは、1912年のストックホルム五輪から。
オリンピックメダルの金属構成は毎回オリンピックごとにことなる。
ロンドン五輪の金メダルの材質は、金 (1%), 銀 (92%) 銅 (7%)
同じく銀メダルは、銀(93%、銅(7%)
銅メダルは、銅(97%)、亜鉛(2.5%)、 スズ(0.5%)
もしも、金メダルが純金製だったら、$21,200の市場価格になる!200万ちょっとですね。
この金メッキの金メダルにも税金が徴収されるアメリカ!の記事はこちら
まとめ
アスリートなら誰もが憧れるオリンピックのメダル。
$3~$600というお値段にびっくりしましたが、お金の問題じゃないですもんね!
その名誉と、4年間の集大成がつまったメダル。
まだまだこれから日本人選手の胸にかけられるメダルたちが待っていますね。
2020年の東京五輪。どんなデザインのメダルになるのかとても楽しみです。
やはり富士山?スカイツリー?
どんなモチーフになるのでしょうか?
(参考:http://www.compoundchem.com/2016/08/15/olympic-medals/、
http://www.totalsportek.com/news/olympic-gold-medal-prize-money/)
パラリンピックメダルは音がなる仕掛けがされています。
リオパラリンピックメダル振った音で金銀銅が分かる!どんな音がするの?実際に聞いてみたいならこちら