ハンドスピナー(フィジェットスピナー)の発明者は誰?発売までの経緯は?
2017/08/24
2017年に子供にも大人にも大流行の兆しを見せるハンドスピナー、
オーストラリアやアメリカではFidget Spinner:フィジェットスピナーと呼ばれています。
ふと、このハンドスピナー(フィジェットスピナー)を開発、発明したのは誰なんだろう?という疑問が。
そこで、誰がいつこのハンドスピナー(フィジェットスピナー)を発明したのか調べてみました!
Contents
ハンドスピナー(フィジェットスピナー)を発明したのは誰?
2017年に大ヒットの予感のハンドスピナー(フィジェットスピナー)を発明したのは、
キャサリン・ヘティンガー(Catherine Hettinger)という名前の60代の女性。
(画像元:http://time.com/money/4762207/fidget-spinner-inventor-catherine-hettinger/)
キャサリンがハンドスピナー(フィジェットスピナー)を開発した経緯は?
実は、ハンドスピナー(フィジェットスピナー)の発明者キャサリン・ヘティンガーが
最初のハンドスピナー(フィジェットスピナー)の発案をしたのは、
なんと1980年代!!
実は、かなりの時間を経て2017年に大ヒット商品になろうとしているんです。
当時、キャサリンは妹の住むイスラエルを訪れたとき、
幼い子供たちが警察官や通行人に石を投げると聞いてひらめいたのです。
子供たちのストレスを遊びながら解消できるおもちゃを作りたいと。
最初にキャサリンが考えたのは投げられる柔らかい素材で作った石でした。
アメリカのオーランド州の自宅に戻ったキャサリンはもっといいアイデアがあるはず!と
この案は却下。
そこからさまざまな構想を経て今のハンドスピナー(フィジェットスピナー)の原型を思いつきます。
‶心の【平和】を生み出す方法としてスタートしたの。とっても心が落ち着く何かを!”と思って
ハンドスピナー(フィジェットスピナー)を思いついたの。”とキャサリンは語っています。
2005年にキャサリン・ヘティンガーの特許期間が切れると
一斉に様々なデザインでハンドスピナー(フィジェットスピナー)は売り出されるようになりました。
(画像をクリックすると販売ページに飛びます)
Amazon.jpで色々なデザインのハンドスピナーをチェックするならこちら
しかし、キャサリンは突然のハンドスピナー(フィジェットスピナー)の人気や
たくさんの会社が似たような商品を一斉に売り出し始めたことに対して
焦りはありませんでした。
むしろ、興奮したくらいです。
キャサリンはその理由をこう語っています。
”もし、これが新しいタイプのタバコだとか独占的に売れるようなものだったり、
私の目的がただお金を稼ぐことだけだったら、きっと私の反応は違っていたでしょうね”
”でも、私はただただワクワクしているの!”
現在では、ハンドスピナー(フィジェットスピナー)は先が尖ったものや
丸いもの、プラスチックで出来たものや金属製など
値段も数百円のものから何万もするものまであります。
でも、ハンドスピナー(フィジェットスピナー)の目的はただ1つ。
『不安やストレスを軽減させるための道具』
キャサリン・ヘティンガーの描いた夢は実現したのです。
ハンドスピナー(フィジェットスピナー)が売り出されるまでの経緯は?
キャサリン・ヘティンガーは、アメリカのオクラホマ州で
生まれ育ちました。
キャサリンは、
ニューヨークのトロイにあるエンジニアリングとテクノロジーで有名な
Rensselaer Polytechnic Instituteを卒業しています。
なるほど!!
エンジニアリングを勉強していたからこそ思いついた形ですよね!!
1993年、彼女がフロリダに引っ越す前に最初のハンドスピナー(フィジェットスピナー)は
生まれました。
その4年後キャサリンのハンドスピナー(フィジェットスピナー)への権利の所有が認められました。
特許を申請したのですね。
おもちゃ会社へハンドスピナー(フィジェットスピナー)のセールスをかけるも
なかなかうまくいかなかったそうです。
ハンドスピナー(フィジェットスピナー)の特許を確保したあとすぐ
キャサリンは世界で第3番目の規模のおもちゃ会社Hasbroとの面談の約束を取り付けました。
Hasbroの副社長との面談への緊張をほぐすために、
キャサリン自身もハンドスピナー(フィジェットスピナー)を利用したそうです。
”ハンドスピナー(フィジェットスピナー)の素晴らしいところは、
そんな場所へも持ち運びができることです。そして、見事に私に落ち着きを与えてくれました”
とキャサリンは語っています。
しかし、Hasbroはハンドスピナー(フィジェットスピナー)の顧客への試用をしたあとに
キャサリンに、『Hasbroではハンドスピナー(フィジェットスピナー)は売りません』と
断りの手紙を送っているのです。
なんと、それから20年後のHasbroは
しっかりハンドスピナー(フィジェットスピナー)を販売しているそうですけどね。笑
あのとき、断るんじゃなかった!!と激しく後悔したことでしょう。
先見の目を持つことは経営者として大切ですねぇ。
ハンドスピナー(フィジェットスピナー)の開発者キャサリン・ヘティンガーが新たに取り組んでいること
キャサリン自身どうして今になって、
ハンドスピナー(フィジェットスピナー)がこれほどの人気が出たのかわからないそう。
キャサリンがハンドスピナー(フィジェットスピナー)を売り出そうと必死だったときには、
全然売れなかったのに・・・
”ただ2008年の不況の影響で人々は不安や焦りを感じ、
心の平和を求めていたのかもしれません”とキャサリンは考えています。
現在彼女は、新たにFidget Spinner(フィジェットスピナー)の発案者モデルとして
Kickstarterというサイトで、クラシックスピナーへの
キャサリン・ヘティンガーのクラシックスピナーをKickstarterで確認するならこちら
このサイトはオンライン通販ではなく、
寄付のような形でいくら出すと何がもらえるというサイトですね。
$10から始まり、$25、$35、$75、$150、$500、$5000以上と
いろいろな金額が設定され、もらえるものも違っています。
$25寄付したらクラシックスピナーが1個もらえる。
$35寄付したらクラシックスピナーが2個もらえる。
$75寄付したらクラシックスピナーが6個もらえる。
$150寄付したらクラシックスピナーが14個もらえる。
$500寄付したらクラシックスピナーが70個もらえる。
気になる$5000以上は・・・
アメリカのオーランドで発案者、発明者に面会する権利
800個のクラシックスピナー
キャサリン・ヘティンガーの個人電話番号
キャサリン・ヘティンガーが訪れるときのメール通知
…。
どうなんだろう?
この権利は魅力的なのだろうか?
ちなみにクラシックスピナーとは、下の写真で
キャサリン・ヘティンガーの孫娘さんが回している緑のもの。
ハンドスピナー(フィジェットスピナー)の開発者キャサリン・ヘティンガーの孫娘
(画像元:http://time.com/money/4762207/fidget-spinner-inventor-catherine-hettinger/)
現在のキャサリン・ヘティンガーは?
目下、ダイエットとエクササイズに励んでいるそうです。
そして、iPhoneのアプリの開発に力を入れているらしい!
”みんな楽しいことを求めている。そして、みんなそれに気が付き始めている。それが真実よ”
キャサリン・ヘティンガーがまた新たなヒット商品を生み出す日も近いかもしれない。
まとめ
実はてっきり2017年に開発された新商品だと思ってました!
まさか1980年代から構想を練っていたものだったとは。
ハンドスピナー(フィジェットスピナー)の開発者キャサリン・ヘティンガーの
あきらめない気持ちに感動しました。
何でも続けることが大切ですね!!
私もハンドスピナーを購入しようと思ってます。
参照記事:http://time.com/money/4762207/fidget-spinner-inventor-catherine-hettinger/