平昌パラリンピックの日本&海外メダル報奨金(金銀銅)はいくら?
2018年平昌パラリンピックには、日本選手は43名参加します。
このなかから何名の金メダリストをはじめとするメダリストが誕生するのか
楽しみです。
気になるのは、
パラリンピックの選手がメダルを獲得した場合にもらえるメダル報奨金の金額。
オリンピックのメダリストは
金メダル 500万円
銀メダル 200万円
銅メダル 100万円
のメダル報奨金がもらえますが、
パラリンピックの日本のメダル報奨金はいくらでしょうか?
海外のパラリンピックのメダル報奨金についても調べてみました。
Contents
平昌パラリンピックの日本のメダル報奨金(金メダル・銀メダル・銅メダル)はいくら?
オリンピックのメダル報奨金は、
JOC(日本オリンピック委員会)から支給されます。
そのほかに、
各種競技団体から報奨金がでたり、
所属企業やスポンサーからボーナスをもらうこともありますね。
では、パラリンピックのメダル報奨金はどこから支給されるかというと、
日本障がい者スポーツ協会
平昌パラリンピックのメダル報奨金は、
金メダル 150万円
銀メダル 100万円
銅メダル 70万円
平昌オリンピックのメダル報奨金は、
金メダル 500万円
銀メダル 200万円
銅メダル 100万円
パラリンピックの金メダル報奨金は、オリンピックのメダル報奨金の30%
パラリンピックの銀メダル報奨金は、オリンピックのメダル報奨金の半分=50%
パラリンピックの銅メダル報奨金は、オリンピックのメダル報奨金の70%
将来的には、
パラリンピックのメダル報奨金もオリンピックのメダル報奨金と同額にしたいそうなんです。
しかし、
パラリンピックのメダル報奨金は主に寄付から成り立っているので、
障がい者スポーツの振興に使いたいお金を
メダル報奨金にだけつぎ込むことはできないという事情もあり、
現在の金額となっています。
では、海外の国は、パラリンピックのメダル報奨金はいくらくらいなんでしょうか?
アメリカのパラリンピックのメダル報奨金はいくら?
パラリンピック | オリンピック | |
金メダル報奨金 | $5000 | $25000 |
銀メダル報奨金 | $3000 | $15000 |
銅メダル報奨金 | $2000 | $10000 |
それぞれ
アメリカのパラリンピックの金メダル報奨金はオリンピックの金メダル報奨金の5分の1=20%
アメリカのパラリンピックの銀メダル報奨金はオリンピックの銀メダル報奨金の5分の1=20%
アメリカのパラリンピックの銅メダル報奨金はオリンピックの銅メダル報奨金の5分の1=20%
日本のパラリンピックのメダル報奨金のほうが
オリンピックのメダル報奨金と比べてまだ多いほうでしたね。
カナダのパラリンピックのメダル報奨金はいくら?
正確な額は発表されていませんが、
オリンピックのメダル報奨金の約10分の1がパラリンピックのメダル報奨金だと1人の選手は語っています。
ソース元:http://nationalpost.com/sports/olympics/canadian-paralympians-crave-greater-monetary-medal-bonuses-it-would-be-nice-to-get-more-recognition
カナダのオリンピックのメダル報奨金の金額は、
金メダル $20000
銀メダル $15000
銅メダル $10000
ですから、
10分の1の金額だとすると
カナダのパラリンピックのメダル報奨金は、
金メダル $2000
銀メダル $1500
同メダル $1000
ではないかと推測されます。
オリンピックのメダル報奨金とパラリンピックのメダル報奨金が同額の国は?
マレーシアは、素晴らしい!!
オリンピックのメダル報奨金とパラリンピックのメダル報奨金がまったく同額です。
しかも、高額!
マレーシアのメダル報奨金はそれぞれ
オリンピック・パラリンピックのメダル報奨金同額で
金メダル 1億リンギット(日本円 2,723,9790円=2720万円)
銀メダル 500,000リンギット(日本円 13,619,898円=1369万円)
銅メダル 100,000リンギット(日本円 2,723,979円=272万円)
さらに一生において年金として、
金メダル 月額5000リンギット
銀メダル 月額3000リンギット
銅メダル 月額2000リンギット
支給されます。
マレーシアの平均月収は、
人種などによっても異なりますがざっくりだと
5000リンギットくらいでしょうか。
マレーシアで金メダリストになると
一生平均月収の5000リンギットは毎月もらえるんですね。
実は、かつてはマレーシアのパラリンピックのメダル報奨金は、
オリンピックのメダル報奨金の30%ほどの金額だったそうなんです。
しかし、
パラリンピックの選手の頑張りがオリンピックの選手に比べると30%だというのか!!
国は、オリンピックの選手は100%誇りに思うけれどパラリンピックの選手は30%だけ誇りに思うというのか!
という世論もあり、
今の同額に変わったんですって!!
確かにそうですよね。
しかも、パラリンピックの選手はオリンピックの選手に比べて
スポンサーがつきにくいという傾向があり、
資金の確保は簡単なことではありません。
パラリンピックの選手はオリンピックの選手と同額のメダル報奨金をもらうべきなのか?
海外の国でも、
パラリンピックのメダル報奨金は
オリンピックのメダル報奨金に比べて低いことが多いのですが、
同額にすべき! いや、パラリンピックとオリンピックは違う!という
いろいろな意見があるようです。
シンガポールでは、
オリンピックで銅メダルを獲った選手が$750,000もらったのに対して
リオパラリンピックで金メダルを獲った選手が$100,000の報奨金は、
フェアじゃないという世論の反発を受けて、
最終的には、$200,000へ増額されたという事例がありました。
しかし、
パラリンピックとオリンピックは同じではないという意見もあったようです。
パラリンピックの選手はまれにオリンピックに参加することはできるけれど、
オリンピックの選手は、パラリンピックに参加することはできないのだから。
という意見には、確かに…と思いました。
今後、日本のパラリンピックのメダル報奨金は
オリンピックのメダル報奨金と同額になるのでしょうか。
東京オリンピックではどうなるのか気になりますね。
まとめ
海外のパラリンピックのメダル報奨金の金額を調べていて、
社会の中での”公平さ”は、
目に見えないものでもあり、
お金という目に見えるものにしてしまうと”評価”として
一見不公平に見えるようなものに変わってしまうんだなと感じました。
今後、マレーシアのように
パラリンピックとオリンピックのメダル報奨金が同額になる国は
増えてくるのかもしれませんね。