貴ノ岩の怪我【右中頭蓋底骨折】後遺症は大丈夫?全治2週間で復帰?
横綱 日馬富士が貴ノ岩への暴行事件で引退する可能性もでてきました。
朝青龍の引退の時とよく似ている今回の事件ですが、
ビール瓶で殴打されたとされている貴ノ岩は、
素手で20発、灰皿やマイクなどでも殴打されていたという話まで出てきて
このまま日馬富士がなんのお咎めもなしに相撲を続けることは難しい状況です。
気になるのは、
貴ノ岩の怪我の程度。
「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑い」
怪我の名前を聞くと、とんでもない大けがだと想像します。
本当にこれで全治2週間なの??
相撲で体は鍛えているとしても、
大切な頭をビール瓶で殴れば、
当たり所が悪ければ生死にかかわるかもしれないし、
脳の中で出血して後遺症が残ることもあるのではと心配です。
まだ27歳の貴ノ岩は、これから活躍が期待される力士ですし、
怪我の後遺症なく相撲に復帰できるのでしょうか?
全治2週間という診断ですが、本当にすぐ復帰できるのでしょうか?
気になったので調べてみました。
Contents
貴ノ岩の怪我【右中頭蓋底骨折】はどんな症状?
2017年10月26日、
横綱 日馬富士(伊勢ケ浜部屋)33歳が鳥取での秋巡業後のお酒の席で、
東前頭8枚目の貴ノ岩(貴乃花部屋)27歳の態度が気に入らないと
ビール瓶で殴打した暴行事件ですが、
貴ノ岩の怪我の症状は、
「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間」
と医師の診断がされています。
九州場所が始まる11月12日の初日から貴ノ岩は、休場。
ビール瓶で思い切り殴打したとされています。
ビール瓶ってかなり厚みがあってそれで思い切り頭を殴られたら
恐ろしい凶器になると想像できますよね。
その後、ビール瓶で殴打したあと、
両手で頭をかばう貴ノ岩を
日馬富士は素手で20発叩いた、灰皿でも殴打したと
当初の報道よりも暴行は凄まじかったのではという憶測があるようです。
気になるのは、
貴ノ岩は、11月5日から9日に福岡市内の病院に入院したとありますが、
10月26日にビール瓶で殴打され、その10日後に入院という点。
「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間」
という怪我です。
特に、左前頭部裂傷とあることから
頭からの出血があったことは間違いないでしょう。
それなのに、
10月26日に殴打され、
10日後の11月5日になって入院??
それまでは病院にいかなかったの?
救急車は呼ばれなかったの??
鳥取県で殴打されたあと、
福岡県の病院に入院ということは、
医療機関を受診せずにそのままで福岡県まで移動したのでしょうか?
なんとかして、
この暴行事件を公にしたくないという思惑があったのではと疑いたくなります。
貴ノ岩の怪我、
「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間」
の中でも
右中頭蓋底骨折
が一番気になる症状ですが、
すぐに病院に行かなくても大丈夫な程度の怪我なのでしょうか?
中頭蓋底骨折とは・・・
脳は、頭蓋骨に守られており、
頭の最深部にヘルメットのようにして脳を守る頭蓋骨(ずがいこつ)の
底の部分である頭蓋底の骨が折れてしまうこと。
画像元:人間ドックの評判とホントのところ
頭蓋骨の中に脳と一緒に入っている髄液がその骨折した箇所から漏れてしまうことを
髄液漏というんですね。
この髄液漏は、貴ノ岩の症状の1つでしたから
貴ノ岩は、右側の頭蓋骨底が骨折し、そこから髄液が漏れていた可能性があります。
頭蓋底骨折によって
鼻血や耳からの出血が見られることがあるそうなので
貴ノ岩の右外耳道炎はこれに当たるのではないかと思います。
耳からの出血だけでなく鼓膜が破れることもあるということから、
外耳炎という症状があったのかもしれません。
貴ノ岩の右中頭蓋底骨折は、
頭部のCTスキャンによって判明したのではないかと思うので
やはり病院にかからなければいけない程度の怪我ですよね。
高所から落ちたりした場合にもこの中頭蓋底骨折は起こることもあるようですが、
頭部に強い衝撃がかかるということはやはり危険ですね。
すぐにでも救急車で医療機関に運ばれるべき怪我ではないかと想像できます。
貴ノ岩の怪我【右中頭蓋底骨折】の治療方法は?
中頭蓋底骨折の治療は、
まず絶対安静にする必要があるそうなんですが、
その理由は、
中頭蓋底骨折によって起きた髄液漏は安静にしていると自然に止まる可能性があるためだそう。
もしも、自然に髄液漏が止まらない場合は開頭手術が必要になりますが、
貴ノ岩は、手術が必要だったという報道はありませんから
そこまでひどいものではなかったのかもしれません。
一番心配なのは、
骨折によって脳神経が傷ついていないかという点ですが、
これには投薬治療や手術によって治療がなされるようです。
脳内の出血に関しては、
報道では明らかになっていませんが
5日間の入院で退院していることから
重傷ではないと思っていいのかもしれません。
ただ、受傷後すぐに医療機関に受診していないとしたら
治療の遅れがさらなる影響を及ぼさないのか不安はありますね。
10月26日に中頭蓋底骨折になった貴ノ岩は、
10日後になってやっと入院していることから
その10日間なんの治療もなかったのか心配です。
その痛みや不安を思うと
モンゴル出身の貴ノ岩、異国日本での怪我は両親も心配だったでしょう。
貴ノ岩の怪我【右中頭蓋底骨折】の後遺症が残る可能性はある?
なにしろ頭の中の骨が折れているので、
脳神経への影響が懸念されます。
すでに退院している貴ノ岩ですが、
今後リハビリなどが必要になる可能性はないのか気になりますが、
頭蓋底の骨折では、後遺症が残る可能性があるようです。
貴ノ岩の怪我、頭蓋底骨折は、
脳が入っている頭蓋骨の底の部分が骨折しています。
具体的な後遺症は、
耳への影響として鼓膜が破れる、
鼓膜内血腫ができた場合は、聴覚障害が残る可能性があるそうです。
頭蓋底には、たくさんの血管や脳神経が通っているので
その神経の損傷が起きると
一番可能性が高いのは、
嗅覚への影響が懸念されるそうです。
ほかには、視神経への影響や
顔面麻痺などの後遺症も心配です。
頭蓋底骨折の受傷から
聴覚障害、難聴、耳鳴りなど耳に関する後遺症が残る可能性があるそうなので
貴ノ岩の怪我自体が全治2週間という診断には
2週間で完治するとは思えないですね。
参考サイト:むさしの森法律事務所 交通事故法律相談
貴ノ岩の怪我は本当に全治2週間?
貴ノ岩の医師の診断書では全治2週間と発表されましたが、
発表された時点から全治2週間とあり、
それが11月の12日ごろだったために
実際の暴行は10月26日に発生しているため
実際は全治4週間くらいなのではと考える専門家もいるというニュースがありましたが
本当に全治1か月くらいはかかりそうですよね。
髄液漏の治療として1~3週間は安静にしなければいけないことを考えると
全治2週間はありえないのではと感じます。
貴ノ岩の復帰はいつ頃?
貴ノ岩の怪我は
「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑い」
と軽傷ではないこと、
今後の後遺症も絶対にないとは現段階で言い切れないことを考えると
復帰は未定なのではないでしょうか?
2018年の大相撲の年間予定では、
一月場所、三月場所、五月場所、七月場所、九月場所、十一月場所とありますが、
貴ノ岩は、どこで復帰できるんでしょう。
一刻も早くよくなってほしいですね。
まとめ
未来ある若い力士を
横綱がプライベート、しかもお酒の席で殴打する暴行事件が
起こること自体がおかしいですし、
それがすぐに公にならなくて、
横綱 日馬富士は何食わぬ顔で九州場所に出ていたことにも
違和感を感じる人が多いようです。
今後、日馬富士は傷害事件に発展し、
引退なんてこともありえる状況ですが、
貴ノ岩には早く全快してほしいです。